神戸新聞社 RECRUIT2025
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先輩社員に聞く

編集局紙面編集部

醍醐味と達成感

川﨑 恵莉子

KAWASAKI ERIKO

編集局報道部、明石総局を経て、2022年10月から現職場。2019年入社。

  

 「記者」と聞けば、どんな仕事を思い浮かべますか。地域の人に取材する、会見で質問する、原稿を書く...主にライターの仕事内容が浮かぶ人が多いのではないでしょうか。


 紙面編集部は記事に見出しをつけ、レイアウトを担当する部署です。記事や写真、見出し、表などの素材をもとに、新聞紙面を完成させていきます。このような編集作業(エディター)も記者の仕事になります。


 紙面を編集する時、どのニュースをどの面に、どのくらいの大きさで掲載するのか、いわゆる「ニュースの価値判断」が最も重要です。デスクが決めたメニューをもとに作業を始めますが、時間とともにニュースも変わります。記事の取捨選択を繰り返しながら、紙面づくりを進めていきます。


 原稿を何回読んでも見出しが思いつかないー。締め切り時間(降版)に追われ、冷や汗をかくこともしばしば。大きなニュースが飛び込んできて、レイアウトをがらりと変える時もあります。そんなドタバタ感は紙面編集部の醍醐味であり、出来上がった紙面を見ると大きな達成感があります。


 新聞をつくるためには、幅広い知識も必要になります。出社したら自社の朝刊と夕刊に目を通し、全国紙やテレビニュースもチェックするようにしています。同じニュースであっても、扱う人が違えば全く違う紙面になります。先輩が作った紙面や他紙、雑誌などいろいろなものを参考にし、自分の引き出しを増やせるように意識しています。


 真っ白なパソコン画面から始まり、徐々に紙面の形になっていく。私はその過程を見るのが好きです。毎日発行される新聞には多くの人の手が加わり、記者のこだわりがたくさん詰まっています。


 見出しやレイアウトに絶対的な正解はありません。日々難しさを感じますが、「読者により良いものを届けたい」という思いで、新聞作りと向き合っています。

学生へ一言

将来の選択は難しいですが、自分が好きなものや興味を掘り下げて考えてみてください。新聞社の仕事は多岐に渡るので、いろいろなことに挑戦できますよ。